二松学舎大学の危機
――前学長の研究不正とガバナンス不全
寄せられたご意見
本ページでは、皆様から寄せられたご意見を順 番に紹介していきます。
署名フォームに寄せられたコメント
1.
研究業績に対する疑いが学長選挙の段階で明らかになっていたにもかかわらず、中山政義氏を学長に任命したこと、そして、その任命責任はおろか、中山氏の不正問題と懲戒処分に対する説明責任を果たさず、在学生や卒業生による意見書と要望書を無視し続けてきたことに、卒業生として激しい憤りを感じます。在学生と卒業生の意見を無視し続ける水戸英則理事長と現在の理事会の対応は、たいへん不誠実であり、信頼してわれわれの母校(二松学舎大学)を任せることはできません。
2.
2023年度卒業の学生です。卒業したとはいえ、やはり母校。きっちり対応をしていただきたいだけでなく、まずは情報共有をしていただければと感じております。卒業後、恩師たちに自分が状況確認をしないと、何も分からない環境です。当時、中山氏が学長だった時代に学生だった人間です、卒業して無関係と見なされるのは納得が行きません。我々にも情報が届くよう、もっと公開的に彼の処罰や法人の対応が明らかにされることを願います。
3.
2020年度卒業生です。不祥事についてろくに説明もできない学校の卒業生であることが恥ずかしいです。本件について全貌を明らかにし、もう一度歴史ある大学としての誇りを取り戻してほしいです。
4.
自分が通った大学の名前を、このような出来事で目にするとは思いもしませんでした。非常に驚き、そして残念な気持ちです。いち卒業生として、誠実なご対応をしていただけるよう願っています。
5.
現在教育関係に就職をしましたが、教え子や部下から不正の話を聞いて非常にガッカリしました。今後このようなことがないよう再発防止に務めて頂きたいです。
6.
二松学舎大学から他大学院に進学したものです。
研究者は、厳正な研究倫理を求められます。自身の研究における不正は、故意であれ過失であれ厳正に処分が下されるべきです。そうしてこそ、自身の研究を知悉し、責任を持つことができます。こうしたことを鑑みるに、本処分はあまりに軽すぎます。
理事会がこうした当然の公正、自明の理を覆すことは、それ自体がさらなる不正であり、不正を行った前学長と同罪です。それはすべての学問・高等教育・研究制度への攻撃です。
※一部抜粋
7.
小生も、学部、大学院の卒業、修了生として、今回の件については、驚嘆し、失望いたしておりました。ともかく、すみやかに、学部、大学院教授会の自立性が確保され、また、理事会の正常化が果たされることを願ってやみません。
自身、大学教育に従事しておりましたので、きちんと膿を排除し、組織の浄化と再構築を念じずにはいられません。生まれ変わる二松学舎にご期待申し上げつつ。
8.
不正があったにも関わらず、これからも教授職を続投させるという理事会の意向に疑問をもっています。
学長就任の経緯や処分に対しても不明瞭な点が多く、教職に就くにあたり学生たちに対しても不誠実であると感じたため、賛同しました。
9.
現段階の二松学舎大学の対応を批判します。
私は他大の大学院後期課程へ進学し、調査・研究を続ける中で、学部生の時は深く考えていなかった「教授」という職の意味や価値、論文の持つ重要性に気付きました。また、私の分野が宗教学だからかもしれませんが、枠がない為に年齢問わず非常勤講師の方が多いように感じます。過去には学振で賞を取るほどの研究者が研究職に就けず(非常勤講師のままだった)、その後……という出来事もあります。
今回の不正及び学長になったこと、そして大学側の対応は、真摯に研究に向き合い、教員募集に応募する研究者に対して失礼な行いであると私は考えています。そして、大学教員・研究者のことを少しでも考えていたならば、今こうして署名サイトが立ち上がっていなかったと思います。「国語教師といえば二松学舎大学」と長く言われていますし、卒業生全体を考えるべきなのは前提として、大学側は「本学で起きた教員の不正」について真剣に考えるべきだと思います。
※一部抜粋
10.
卒業生です。この二松學舍大学の卒業生であることがこれからも誇りであるように、大学のふさわしい在り方を願います。
11.
卒業生として、母校を大切に思います。こんな形で二松学舎の評判を下げることはしたくありません。
12.
二松学舎について、在学中は勿論、私が前職で勤務していた際も大変お世話になった母校であると感じます。それだけに未来永劫、清く、正しく、温かい学校であり続けることを切に願っております。正しいことは正しく、間違っていることはすぐに糺していく学校経営を行っていただければと考えます。