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二松学舎大学の危機
――前学長の研究不正とガバナンス不全
本HPは、
二松学舎大学の
信頼と誇りを
共に取り戻すための
ウェブサイトです。
HPについて
現在、二松学舎大学の信頼は、前学長による研究不正(盗用)や業績不正(水増し・架空書籍の計上)が明るみに出たことで揺らいでいます。学長は大学を代表する立場にあり、その不正がもたらす影響は大きなものです。それに対する法人の対応が十分でなかったことも、大学全体の信頼を損なう結果となっています。
私たち卒業生にとって、母校でのこのような出来事は非常に残念であり、法人の対応に深い失望を感じました。繰り返し要望を伝えてきたものの、それらはすべて無視されてきました。
HP「二松学舎大学の危機――前学長の研究不正とガバナンス不全」を開設したのは、同じ事態を二度と発生させないために、今回の経緯を明らかにして問題点を共有することが不可欠であると考えるからです。そして、そのことを通じて母校が再び誇りを取り戻せるよう願うからです。大学は、私たちが多くを学び、成長した場所であり、その大切さを今一度見直す時期が来ていると感じています。
また、この問題は二松学舎大学だけの問題ではなく、教育機関全体に関わる重要な課題でもあります。教育は社会の礎であり、その信頼を守ることは私たち一人ひとりにとって重要です。広く社会の皆様も共に教育機関の信頼性を守るための声を上げていただけることを心から願っています。
2024年10月10日、創立147周年の秋に記す
卒業生有志代表
町 泉寿郎
早川 太基
現在の二松学舎大学の問題点
(1) 不正問題への適切な対応や再発防止策が取られていないこと。
(2) 理事会が、前学長に問題があることを知りながら学長に任命した責任をとっていないこと。
(3) 不正問題を速やかに解決できない理事会による今後の大学運営には懸念があること。
(4) ガバナンス・コードに基づく透明性が十分に確保されていないこと。
(5) ステークホルダーへの説明責任が十分に果たされていないこと。
※ガバナンス・コード…ガバナンス(統治)のための指針・基準。二松学舎では、2021年12月21日から改訂施行されています。
※ステークホルダー…学生・保護者・同窓生・教職員など、直接的または間接的に影響を受けるすべての関係者を指します。
起きたこと
2022年11月
学長選挙の候補者説明にて中山政義氏の学歴および研究業績に疑いが出されるも、投票実施。対立候補者は立たず、信任投票となった結果、中山氏信任。
2023年3月1日
大学審議会が中山氏の研究不正および内規違反を認定。江藤茂博学長(当時)が当選無効を宣言。
2023年3月28日
学長の宣言を退け、理事会が中山氏を学長候補者として承認。
2023年4月1日
中山氏、学長に就任。
2023年6月22日
『毎日新聞』が中山氏の研究不正疑惑について報道。ネットニュースにもなる。
2023年9月26日
中山氏、学長辞任(教授職は継続)。
2024年2月22日
調査報告書が公開され、論文盗用が認定される。架空業績についての言及もなされる。
2024年8月7日
中山氏の減給処分発表。額や期間は非公開。
※中山政義前学長の研究不正とその処分についての記述は、二松学舎大学のホームページで公表されている事実に基づきます。
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